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相続財産の全額を把握するためには、証券や商品などの財産も確認する必要があります。証券会社の口座で管理しているケースで株券そのものを自宅で保管していないケースや、信託銀行に預けているケースなどがあり、どこにどれだけの金融財産を持っているかを把握するのは大変なことです。存命のうちから、金融財産の内訳を把握しておいたほうが良いでしょう。
証券会社、銀行、オンライン証券会社、FXなどの口座全体を事前に把握していれば見逃しは少なくなりますが、故人だけしか知らない口座などが残るケースもありますので、金融業者からの郵便物などをチェックしながら、財産を把握する必要があります。
株式など金融商品を相続するには、それぞれの金融会社によってそれぞれ指定の方法によって手続きを進める必要があります。財産の全額が把握できたら、その分割を協議し、相続人の名義に変更する必要があります。
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