遺産贈与税

遺産相続とは、被相続人がなくなったあとに、相続人が財産を分け合い受け継ぐことです。
贈与とは、生きている間に、子どもや配偶者などに財産を分け与えることを、お互いが了解した上で成り立つものです。

どちらも財産の移動になりますが、それぞれ税金の考え方が違いますし、さまざまな特例があります。

遺産相続と生前贈与をどちらも財産の移動として考え、どの方法が一番相続人にあたる方にとって良いか、有効に使って貰えるか、家業がある場合には事業がよく承継されるためにはどうするか、などを長いスパンで考えることが必要です。

贈与税については、個人から年間110万円(基礎控除額)を超える財産をもらったときにはじめてかかります。

相続税は、遺産分割の対象となる権利、生命保険などのみなし相続財産、相続開始前3年以内の贈与などで、利益を受けた人に科される税金です。被相続人の死亡後10ヶ月以内に申告し、納税しないといけません。

相続税・贈与税(遺産贈与税と呼ぶ方もいます)について検討し、最良の財産の移動を考える手助けを当事務所ではご提供しています。