相続税　贈与

生前贈与とは、被相続人が死亡する前に自分の財産を人に分け与える行為です。
個人の財産は、各個人の意思により自由に処分できるのが原則です。
生前贈与は、将来負担すべき相続税を抑えるという目的のために利用されることがあります。相続対策にとって大変効果のある方法ですが、後々のトラブルにつながらないよう専門家に相談して早くから対策を進めることが必要です。

相続税対策として生前贈与を活用するにはまず、被相続人の財産の把握が必要です。全財産を合わせても相続税の控除分の枠内であったという場合に、生前贈与を画策していたということになっては無意味です。

効果的なのは、不動産・土地の相続等、多額の金額が動く時です。
生前贈与では、次の4点を確認する必要があります。

1. 贈与税と相続税の節税額の分岐点を確認しておくこと
2. 遺産分割の際に相続人同士の揉めごとにならないように注意すること
3. 贈与契約書を作成し公証人役場で確定日付を取っておくこと
4. 相続開始前3年以内の相続人に対する贈与は相続財産として加算されることを確認すること

当事務所では、税務・会計のプロとして、財産把握から相続税対策、生前贈与の効果的な活用までしっかりとアドバイスします。