相続財産

◆プラスの財産
不動産:土地と建物のこと。法務局で登記簿謄本を取得し確認し、確定します。
動産:自動車、機械、美術品などです。
債権:売掛金や貸付金などです。
現金:預貯金:通帳の名義等の調査で確認します。郵便貯金の場合は名義が解れば照合が可能ですが、銀行などへの預金の場合は取引銀行の支店名までが解らないと商号が困難です。生前から取引のある金融期間や支店を把握しておくことをおすすめします。
株式:被相続人名義の株式です。被相続人が会社経営者の場合には、自社株も対象になります。
生命保険金、死亡退職金:被相続人を受取人としているものに限られます。
◆マイナスの財産
債務:住宅ローン、金融機関からの借入れ、知人友人からの借金も含みます。債務総額が積極財産を大きく上回るケースでは、相続放棄によりプラスの財産も放棄するかわりに債務も放棄するという手段を講じることができますが、金融機関によっては、相続放棄の熟慮期間である3ヵ月を過ぎてから故人の債務について連絡してくることがあります。生前から債務の状況も確認しておくことが大切です。